オンライン公証とは
リモートオンライン公証(RON)とは、インターネットを介して電子的に書類を公証する手続きです。公証人と署名者が対面で会う代わりに、セキュアな音声・映像通信プラットフォームを利用してやり取りを行います。特に、従来の公証サービスを容易に利用できない方々にとって、柔軟性と効率性を提供する方法です。
リモートオンライン公証(RON)の主な特徴
セキュアな音声・映像通信: 署名者と公証人が互いをリアルタイムで確認します。
電子文書: 文書はデジタルで署名・公証され、物理的な紙の書類が不要です。
デジタル本人確認: 署名者は、政府発行の身分証明書など、安全な方法で本人確認を行います。
ニューヨーク州におけるリモートオンライン公証(RON)の法的位置付け
ニューヨーク州において、RONは法的に認められており、公証人は米国内に所在する署名者の公証をオンラインで行うことができます。ただし、以下の特定の条件に留意する必要があります。
米国外に所在する署名者の場合、公証される記録、または公証行為の対象が下記のいずれかに該当する場合に限り、オンライン公証が可能です。
米国の公的機関、裁判所、政府機関、または米国の管轄権に服するその他の機関に提出する、またはそれらに関連する事案であること。
米国の領域内に所在する財産に関する、または米国と実質的に関連する取引に関するものであること。
従来の公証とリモートオンライン公証の比較
項目従来の公証リモートオンライン公証実施場所対面オンライン文書形態紙の書類電子文書公証印物理的な印影電子印公証証明書紙の証明書電子証明書署名直筆署名(ウェットインク)電子署名
電子公証(Electronic Notarization)とリモートオンライン公証(RON)の違い
両者の主な違いは、公証人と署名者の所在地です。
電子公証: 公証人と署名者が互いの物理的な面前(同席) にて、デジタル文書に対して公証を行います。
リモートオンライン公証: 公証人と署名者が異なる場所にいる状態で、双方向の音声・映像技術を用いて公証を行います。公証の全プロセスがインターネットを介して行われ、さらに、ニューヨーク州では公証人が公証セッションの音声・映像記録を10年間保存することが義務付けられています。
リモートオンライン公証(RON)の手順概要
署名者が、音声・映像技術を用いてリアルタイムで遠隔の公証人の面前に「出席」します。
公証人が署名者の身元を確認します。多くの州では、従来の方法(公証人による直接の知見や信頼できる立会人の宣誓)に加え、リモートオンライン公証に特有の本人確認方法(知識認証(KBA)や証明書分析)が用いられます。
身元確認後、公証人が電子公証印とデジタル証明書を付与して公証を完了させます。
公証人が料金を受け取り、公証行為をデジタルジャーナルに記録します。